農村と結びつかなくなった都市はもはや都市ではない 市橋あや子 杉並区議会議員
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2008 年 2 月 9 日     カテゴリ:市橋あや子は考える
農村と結びつかなくなった都市はもはや都市ではない
〜住民自治がなければ分権の必要はない〜
哲学者の内山節(たかし)さんの講演会があり、「政治の否定・政治の創造」のお話しを伺いました。内山さんにお会いするのは初めて。「わーッ!!この方が内山さん!大きくて、眉が太くて、哲学で・・・」
しかし、お話が面白く、不思議なもので「内山さん」が目に馴染んで……ハイ。

内山さんが一年の三分の一を暮らしている群馬県上野村。群馬県は政治家をたくさん輩出している県(わが父も群馬県出身。父の9人兄弟が集まると「福田派」「中曽根派」に分かれてみんなが演説をぶつ。70歳を越したおじたちは、自民党じゃなければ政治家じゃないと思っていた←過去形!)ですが、その群馬県で、それも自民党の牙城であった農村集落で自民票が崩れている、という話しからスタートしました。

内山さんの住む上野村の「住民自治」のあり方が語られました。
年明け最初の寄り合いは毎年1月11日11時から開かれるとのこと。集落の1年を振り返り、そこから新しい年の方向を決めていく。決定は満場一致で。多数決はしない。少数意見になり負けるとしこりを残し、尾を引く場合がある。違う意見を言うのはいいが、相手を非難しない。他人を傷つけない。生活の知恵でしょうね。

集落の投票率は100%に近い。投票率92%だったりすると、「やけに投票率が低いなー」「しかたなかんべぇ。あっちの誰と、こっちの誰と、そっちの誰が入院してるからだんべー」となる。この全員参加型自治。こういった住民自治がなければ地方分権なんて必要ない、と。住民自治の意識がないところで政治をやっていくのはむなしいだけです。(ウ〜)

生活者ネットワークの私たちに内山さんから次のエールが。
「長期に持続可能な社会」はありえないし、来ると思うのは幻想。でも、皆さんがたの活動は荒廃した社会になるのを遅らせることはできる。(それだけ?)
そういえば、一番最初に内山さんがおっしゃった言葉がよみがえってきました。
―「がんばらない」「あきらめない」「なげださない」という本を書いている鎌田實さんにお会いしました、と。すごい伏線。(ク〜!考えすぎ?



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