2007 年
9 月
20 日
カテゴリ:福祉の充実を
名所旧跡、文化財は健康な人だけのものか
〜歴史をたどる旅からバリアフリーを考える〜
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今回熊野三山の旅行で思ったことをいくつか。 熊野は深い山の中です。神社仏閣(熊野の神社はお寺と一緒に建てられています)の拝観は健脚でないとかなわない現実があります。熊野古道もメイン道路から一歩山に入ったところに石段が続いている雰囲気のある道ですが、ここも車椅子では到底無理。熊野本宮(下の写真左)、那智大社(下の写真右)、速玉(はやたま)神社この3つが三山なのですが、このうち速玉神社だけが平地です。障がいを持つとこういった文化に触れることができなくなるのがほとんどです。日常の生活を保障するバリアフリーやユニバーサルデザインは知られるようにになり、まちのデザインも変わってきつつありますが、歴史建造物はその建物自体変えることができません。が、知識欲を保障するしくみが必要だと思います。金比羅さんまでの長〜い階段を駕篭やさんが担いで登るサービスがありますが、天守閣まで−結構これも一人通るのがやっとのところもありますが−は無理にしても途中まで手を貸してくれるサービスがあると解決できる部分もありますね。こういうのがそこの地域に必要な事業(コミュニティービジネス)なのだと思います。
道の駅奥熊野古道ほんぐうでのこと。 藤原定家が京から熊野詣に往復約650キロを旅した記録が展示されています。テープが流れていて説明が聞けますが(なんとなく耳に入ってきたので定かではないのですが)、旅立ってすぐに定家は足をくじき、輿に乗って詣でた、というアナウンス。聞き間違えでなければ、定家は行程のほとんどを輿に乗っていたということ?ひょっとして「わらわにこのような田舎の道は似合わぬ。許してたも・・・」とか言って輿に乗っていたりして。しかしこの「輿」。優れものですね。こういったものが提供できるといいのですよね。昔のほうがバリアフリーだった(?)のでしょうか。 <写真> 熊野古道の石段に腰を下ろしてバリアフリーを考えるの図。
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