2008 年
8 月
26 日
カテゴリ:市民参加のまちづくり
ワンルームの住人もれっきとしたコミュニティの一員
〜地域に歓迎されるかどうかは住宅のつくり方次第〜
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近頃、駅周辺にワンルームマンションが多く建ち、ごみの捨て方など地域のルールーが伝わらないという声が聞かれます。一方で若い人たちの住まいも必要であることから、地域とシングル層がどうしたら同じ地域に気持ち良く住まえるのかが課題です。そこで、巣鴨にある「コレクティブハウス スガモフラット」を見学してきました。 <写真>スガモフラットは撮影禁止ですので1階にある「高齢者在宅サービスセンター豊寿園」前で。
14階建ての建物の2階フロアが、その賃貸コレクティブハウスの「スガモフラット」です。これまで、豊島区の児童館が入っていましたが、退館したため用途変更をして賃貸住宅つくるプロジェクトが立ち上がりました。その事業で居住者のコーディネートを請け負ったNPOコレクティブハウジング社の担当者と居住者のお話を伺いました。
このフロアには、ファミリー向けが3戸、シングル用4戸、そしてルームシェアタイプ1つ、の住宅があります。このルームシェアタイプは、玄関ドアを開けると台所、トイレ、風呂を囲んで各ドアを持つ4つの居室があります。だから、玄関ドア脇には4つのインターホンがついています。この11戸が共に使えるスペースとして、高性能のキッチン、ダイニングスペース、ランドリー(各戸には洗濯機置き場はありません)、そして広いテラスがあるので、シングルルームでも手狭感はありません。
コンセプトは「ひとりの自由 共に暮らす自由」。11戸の居住者は、居住者組合を作って、自主運営・自主管理をしています。 出資金は25万円。これは共用備品に使われ、退去時に変換されます。この建物の中でのみ通用する地域通貨“MON”が使われていました。夕食を食べると425MON、洗濯機を使うと25MON、というように支払います。プリペイドですので立て替え金は生じません。(1MON=1円)一人で勝手に住んでいるのではなく、共に暮らす、共に食す、共に創ることを共有した居住仲間が地域にも溶け込んで暮らします。この住宅ができて1年半。これからも進化し続ける賃貸コレクティブハウスでした。
同じ日の夜、天沼2丁目の住民が集まって、この5月に突然起きたワンルームマンション建設問題を話し合う会があり、参加しました。3軒あった建物が売りに出され、そこにワンルームマンションが建つというのです。それも5階建て。周辺は1〜2階建て、たまに3階建てもありますが完璧な住宅地です。そのマンションはワンルーム38戸、ファミリータイプが8戸。投資用という話もあり、居住者とまちのコミュニケーションが取れない状況が予測され、結束の固いこの地域の人は不安を持っています。 暑いさなか解体工事がおこなわれていたのですが、現在、解体業者が作業の途中で引き上げてしまたため、家3軒は壊されて無くなりましたが、土台や入口の階段が残っていて、コンクリートがそのままころがっています。区の担当者に話して事業者に対処してもらうようにしてもらいましたが、子どもが好きそうな遊び場になっているので心配です。
建設会社がまだ決まっていないそうです。地域と共に住宅づくりを行う業者が請け負ってくれたらいいのに、と昼間、巣鴨の例を見た後でしたので切実に思いました。 ま、地元の業者であれば地域が嫌がる建て方はしないようですが。
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