なぜ住民の声を聞いて案をつくらないのか? 市橋あや子 杉並区議会議員
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2007 年 9 月 26 日    
なぜ住民の声を聞いて案をつくらないのか?
〜住民説明会で何度も繰り返される質問〜
本のタイトルになりそうです。
このところいろいろなテーマの「住民説明会」に出かけます。学校適正配置、地区計画の変更、住宅建替え、小学校跡地利用等ですが、先日は荻窪小学校跡地利用案の説明会でした。マイクが故障していて肉声で説明していましたが、聞き取りにくく、神経を集中して聞くものですから必要以上に疲れました。
で、小学校の跡地利用について「なぜ、行政は住民の声を聞いてから案をつくらないのか」という質問が数人からありました。区からは、「まず区がつくりました案を皆さまにお示ししてございます。その案に対してご意見をいただいて・・・」と。意見を言うにしても何かたたき台の案がなければ、ということがあるのでしょうが、情報も公開され(限度がまだありますが)住民としても自ら情報を手に入れることが可能になってきた今、青写真の前の段階で「ここにこういった土地が生まれます。○○用途の土地ですのでその用途関連のものしか建てられません。区としては△△を考えていますが、地域の皆様のご意見を・・・・」とするのが望ましいのですが(案)を持って臨むために上記の意見が噴出します。もちろん区はデータを持っていますから、それなりの情報で△△が望ましい、と提示するのでしょうけれど、こういったやり方は住民の反発ばかりを招き、参加意欲までも低下させるものと思います。この質問をした方たちは体育施設に対して反対意見ではないようでした。もっとも参加して欲しくないのなら別ですが住民説明会にもう一工程があったらよかったのでは、と思いました。
参加を保証するものは情報公開ですね、やっぱり。それにしても、秋祭りにもかかわらず地域のことだから、と土曜の夜7時から体育館に集まった方たちのことを考えると、聞きとりにくい声での説明会は不親切。万が一のことを考え、拡声器の準備くらいしておくべきではなかったでしょうか。

私が説明会に出席する理由は、どういう雰囲気で住民の方が出席し、どういう発言の傾向にあるのか知るためです。住民説明会の場面は議会の委員会のやり取りと同じだ、と思いました。住民説明会で行政から説明があり、住民は行政に向けて疑問、意見をぶつけていきます。住民説明会はそれでいいにしても、議会の委員会は、議員が議論を重ね、ある一定の結論を出し、委員会として行政に質問や要望していくというものであるべきだと私は思うのですが、これがなかなか。やはり議会改革が必要です。

それともう1つ。住民説明会で議員が質問する場面を見かけます。議員は議会という場で発言する機会があります。限られた時間で行われる住民説明会にとうとうと行政を詰問していく姿を見て「あーあ」と思います。住民の皆さんの質問に時間をとるべきだと思いますが、司会進行役の方としては挙手している議員を無視できないのでしょうね。であれば、議員は自粛するくらいの品性を持つべきだと思います。
<写真上>南紀白浜の南方熊楠記念館前で。
<写真下>今年の我が家の緑のカーテン(夏野菜たち)




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