沖縄にリフト付き大型観光バスが登場した理由 市橋あや子 杉並区議会議員
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2008 年 10 月 6 日    
沖縄にリフト付き大型観光バスが登場した理由
〜杉並の障がい者ツアーがバス会社を動かした!〜
「まちはバリアだらけ。でも外に出ることによって街のバリアは除かれる」
「福祉交通セミナー2008」が、3日、4日の2日間、セシオンで開催されました。
杉並区の地域福祉交通をデザインする――分科会に参加しました。

国の明確な施策がないなかで、移動困難者(障がい者、自力での移動が困難になった高齢者)に対応した福祉交通の確保は、地域に任されている現状がある―といいます。
杉並区では昨年、「杉並区移動サービス情報センター」(愛称:もび〜る)が立ち上がり、@相談A情報提供B取次C幅広い協力体制づくり、この4つの事業を行っています。他の自治体ではまだできていないとのこと。協力体制を作っていくのが難しく、杉並で先駆けて体制を作ったというお話を伺って、情報センターができてまる1年で、関連団体と関係をつくってきたこのパワーに感心しました。
利用者代表の方から「そう若くない情報センターの代表の方があっちこっちつなげて歩いていらっしゃる」という発言に一同苦笑。
もび〜るが核となり、利用者、ケアマネージャー、タクシー事業者、NPO団体、行政と関係を作っていること。杉並というエリアの中の「移動」はどうあったら良いのか、という地域福祉交通を話し合う土台はできている、と感じました。

中でも印象に残ったのは、利用者代表のTさんのお話。
「昨年まで、沖縄にはリフト付き大型観光バスはなかった。13台の車いすを含む35人の障がい者ツアーで沖縄に行くことを計画。那覇バスがバスを購入してくれた。沖縄県の観光協会も障がい者ツアーで、バリアフリーを見直した。障がい者が街や社会に出ていくことによって地域のバリアフリーは進んでいく」

移動困難者が街にでる―これから高齢化もますます進み、障がい者だけではない移動困難者が増えていきます。以前にも高齢者・障がい者・交通の各部局が話し合う庁内検討会をつくったという話を聞きました。再び、福祉交通のあり方の検討会が必要になっている、そんな気配のセミナーでした。

――このセミナーを題材に「地域の福祉交通のあり方を考えていく時がきているが区としてはいかがか」と、今日の決算特別委員会の福祉の款で質問しましたが、しっかりとらえていただけたかどうか。



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