2008 年
11 月
14 日
ボランティアは「ほっとかれへん」「がまんでけへん」から
〜銭形平次はボランティアだ〜
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大熊由紀子さんのお話を聴く機会がありました。 杉並家族会が40周年になるのを記念して行われた講演会でした。 心に病を持つ人の家族や親族が手を携えて「家族会」をつくり、共同作業所をつくり、1つまた1つと増やしていきました。グループホームもでき、事例研究などを行って40年が経ちました。大変な道のりだったと思います。
大熊さんの講演のテーマは「これからの本当の社会福祉」。 日本の福祉は本人の承諾を得ず「拉致」だと。だから、日本の認知症の施設は回廊式になっている。デンマークでは、思い出の品物と一緒に施設で暮らしているから、回廊なんていらない。選べて、承諾して、拒絶もできる、こういう福祉が本当の福祉だ、と。そういうスウェーデンでも、19世紀まで「うば捨て棒」があり、崖から年老いた人をその棒で突き落としたといいます。その国が貧しかった時に、と。その「うば捨て棒」は博物館に展示されているというお話でした。日本もこれだけ豊かになってきたと思われがちだが、福祉のあり様をみると、はたして豊かな国なのか、と。
大熊さん曰く、「ボランティアの語源はボルケーノ(火山)から来ている。中から噴き出すもの」と。語源を調べてみるとちょっと違うようですが、「ほっとかれへん」「我慢でけへん」という思いがあふれ、自然に行動するもの、という説明に納得するものでした。 銭形平次はボランティアだ・・・・等など、テンポのよいお話を伺いました。 きっと、もっともっとためになるお話があったのだと思いますが、私の感性で聴くもので、「おもしろーい!」と思ったもののご紹介になってしまいました。
家族会の方たちのご苦労は並大抵のものではなかったと思いますが、外国と比べて遅れている我が国の精神障がいに対する医療、薬、社会支援がの格差を縮めていきたいと、新たな目標に向かって歩むパワーを感じました。 政治の役割は大きいと感じ、議会に身を置く者として責任を感じるものでした。
後日、生活者ネットの仲間から、私のHPを見て下記の連絡がありました。 『精神の障がいは本当にむずかしく、その当事者に関わる全ての人の共通認識が前提であるべきと思うのですが、なかなかそうならない現状が多いこと。 医療機関、家族、作業所、公的機関がそれぞれに情報をもっているだけという状況が多いのではないでしょうか? 障がい者ひとりひとり、支援の方法が違うのではないでしょうか? 精神障がいは知的障がいとは全く違う障がいだということ、だけどなかなか理解されにくい。一年、精神障がい者の作業所で働いてみて思ったことです』
当事者、そしてその家族、現場の声…やはり、どんなケースでも「連携」「情報の共有」は課題です。でも、課題解決方法があるはずです。各々の立場の知恵を出し合いたいです。
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